タクシードライバーに向いていない人の特徴3つ！適正や性格は大事！

タクシードライバーに転職しようと思っている人にとって、自分はドライバーとしての適性があるかどうかは気になるでしょう。実際、タクシードライバーには適性があり、向いていない人は少なからずいます。「転職前に知っておきたかった！」とならないためにも、本記事を読んで、自分はタクシードライバーに向いているかどうか、確認してみましょう。

タクシー業界は、近年慢性的な人材不足という大きな問題を抱えています。現役のタクシードライバーの平均年齢も60歳と高く、人材の入れ替えも急務となっている業界なのです。

これだけ見れば、タクシードライバーは、敷居が低く誰でもなれるのではないかと思ってしまいます。実際、タクシードライバーを希望する転職者は多くなってきています。平均年収が他の仕事より多いことも、タクシードライバーを希望する人が増えつつある理由でしょう。

しかし、タクシー会社は、誰彼構わず採用しているわけではありません。他の仕事と同様、タクシードライバーにも適性があるからです。採用担当者は、転職希望者の履歴書や面接を通じて、適性のある、なしを判断しているのです。その結果「この人は向いていない」と判断されてしまえば、どれだけあなたがタクシードライバーになりたくても不採用にされてしまいます。

では具体的に、タクシードライバーに向いていない人とはどんな人なのでしょうか。タクシードライバーにはいくつかのスキルが求められますが、それらができないと採用担当者に判断されてしまえば、採用されないのです。

では、タクシードライバーに向いていない人の特徴とはどんなものなのかを、詳しく見ていきましょう。

タクシードライバーは、言うまでもなく「運転のプロ」です。お客様を乗せているときだけではなく、空車時でも安全運転を心掛けなければなりません。長時間の運転にはなりますが、終始安全運転ができなければならないのです。

お客様を乗せているあいだは、大事なお客様の命を預かっているという意識がタクシードライバーには必要です。お客様を長距離お運びする場合もありますし、タクシー会社によっては妊婦や急病のお客様を乗せる場合もあります。お客様を、ただの荷物と考えてしまうような人には、タクシードライバーはできません。どんな時でも、安全に、快適にお客様をお運びするのがタクシードライバーに求められる能力なのです。

また、タクシーが空車時であっても、お客様がいれば停車して乗せなければいけません。もし見落としでもしてしまえば「乗車拒否」と思われてしまい、所属するタクシー会社にクレームが入ることもあります。さらに、お客様を見つけて停車するときも、他の車やバイクに注意しなければ事故を起こしてしまうこともあります。

タクシードライバーには、安全運転ができるスキルと、周囲を注意深く見る力が必要なのです。

タクシードライバーは、ただ運転するだけが仕事ではありません。乗せているのは、荷物ではなくお客様。サービス業としての意識も、タクシードライバーには求められているのです。さらに言えば、タクシードライバーは、お客様に個室でサービスを提供する状態なので、他のサービス業よりも高いコミュニケーションスキルが求められます。

相手の目的地をただ聞いて、そこまでお連れするだけがタクシードライバーの提供できるサービスではありません。挨拶から始まり自己紹介をし、希望の道順があればそれを聞き出すなど、短い時間でどれだけお客様を接客できるかがカギとなるのです。

また、お客様のタイプを瞬時に見極めて、運転中にする会話も重要になってきます。タクシーを使うのは、ビジネスマンからお年寄りまでさまざま。相手に合わせて話を振ってみたり、逆に静かにしていたりするという判断力も必要なのです。

もし、会話をした方がいいとなっても、タクシードライバーが自分の話ばかりしていてはいけません。お客様を不快にしないような質問で、お客様に話をしてもらうようにしましょう。話を聞くことは、自分が話をすることよりも大切なコミュニケーションスキルです。

タクシードライバーは、あらゆるシーンに直面します。渋滞に巻き込まれたり、お客様から「急いでくれ！」と言われたり、ついつい焦ってしまうようなこともあります。しかし、タクシードライバーは、常に沈着冷静でいる必要があるのです。

気が短い人や、プレッシャーに弱い人、感情的になりやすい人はタクシードライバーには不向きです。交通事情やお客様のご要望に合わせようと焦ってしまったり、すぐにカッとなってしまったりするのは、タクシードライバーとしては致命的です。タクシードライバーも人間なので、思わないというのは無理でしょう。しかし、それを理由に乱暴な運転をしたり、お客様の気持ちを無視した接客をしたりしてはいけません。

特に注意しなければならないのが、お客様とドライバーで起きる車内トラブルです。車内トラブルは、どのタクシー会社も問題視していることで、自己主張が強く協調性がないドライバーほど、タクシー会社から心配されています。

1日に30～50組ほどのお客様を相手にするのですから、気が合わない、苦手にしているお客様が乗ってきても不思議ではありません。そのような相手にも、常に冷静に、落ち着いて対応できないと判断されてしまえば、採用担当者に落とされてしまうでしょう。

タクシードライバーに向いていない人の特徴を3つご紹介しました。改めて、タクシードライバーに向いていない人の特徴を一覧にしてみたので、チェックをしてみましょう。

この3つがすべて当てはまれば、あなたはタクシードライバーに向いているといえるでしょう。逆に当てはまらない人は、残念ながらタクシードライバーには不向きと言えます。タクシードライバーは、誰でもなれる仕事ではないことを覚えておきましょう。