タクシードライバーの隔日勤務を徹底解説

  1. TOP > 
  2. 特集コンテンツ > 
  3. タクシー運転手の魅力 > 
  4. タクシードライバーの隔日勤務を徹底解説

タクシー運転手の魅力

タクシードライバーの隔日勤務を徹底解説

タクシードライバーの隔日勤務を徹底解説
タクシードライバーは、新卒から定年後の人までの幅広い人たちから就活対象になっている職業です。その理由には、「無資格から高収入を狙える」「長く働くことができる」などが挙げられます。そんな魅力的なタクシードライバーには、少し特殊な勤務形態「隔日勤務」というものがあります。ここでは、隔日勤務とは何かをメリット・デメリットと合わせて紹介します。

タクシードライバーには3つの勤務形態がある

タクシードライバーの隔日勤務を徹底解説
タクシードライバーの勤務形態は、「日勤」「夜勤」「隔日勤務」の3つがあります。

「日勤」は、多くの会社員と同じような勤務時間になります。午前中の決められた時間に出勤し、8時間労働と休憩1時間、夕方に退勤というオーソドックスなものです。多くの女性ドライバーは、この日勤を選んでいます。

「夜勤」も仕事に従事する時間は変わらず、8時間労働・1時間休憩が基本です。出勤する時間帯が夕方になり、退勤するのは深夜です。夜型の人には、嬉しい勤務時間と言えます。ただしタクシー会社によっては、夜勤制度を導入していないところもあります。

最後に「隔日勤務」ですが、労働時間は16~17時間、休憩時間は3時間と一般とはかけ離れた勤務時間となっています。これは日勤と夜勤を1度にこなすものなので、午前中に出勤し、深夜に退勤することになります。

「隔日勤務」の詳細、法的には大丈夫?

「隔日勤務」の勤務時間だけを聞くと、かなりハードなものに感じます。しかしこの1日で2日分働く形態をとっているのは、タクシードライバーだけではありません。時間帯や休憩時間にやや違いがあるものの、女性従事者が多い看護師や介護士にもとくある勤務形態です。

この勤務時間で気になるのは、休日はどうなるのか、法的に問題はないのかということ。ここからは、隔日勤務の詳細と法的に問題がないのかを解説します。

「隔日勤務」は2日に1回休み!つまり...

タクシードライバーの隔日勤務を徹底解説
隔日勤務と聞くと、「2日に1回休みだから、月15日勤務か」と考える人がいるようです。しかし実際の勤務日は11~13日しかありません。これは2日に1回の休みに、本来の月の休日があるためです。

勤務表の見方も少し特殊です。
「1日乗務 2日明番 3日乗務 4日明番 5日公休 6日公休……」
と表に記載されていると、2日に1回の休みではないように見えます。

この場合、1日の午前中に出勤し、2日の早朝に帰宅となります。帰宅後はそのまま1日休みで、次の出勤は3日の午前中となるのです。この2日には早朝の数時間しか働いておらず、その後1日フリーとなるので休みと同じ感覚になるのです。

そこに公休が足されているので、この勤務表の場合、4日の朝方から6日の終日までお休みとなり、体感的には3連休になります。ただし明番の日には疲れて睡眠に費やすことが多く、休息のための1日になることがほとんど。

これが2日に1回休みといわれる「隔日勤務」の実態です。

「隔日勤務」は法的に問題なし

労働基準法では、会社員は1日8時間週40時間までの労働と決められています。1日8時間を超えた分は、残業になります。ただしこれは基本的な場合です。

タクシードライバーの隔日勤務のような場合は、変形労働時間制が適応されます。これは労働時間を1日単位で見るのでなく、月や年単位で見ます。そのうえで、1日平均が8時間になっていればOKという制度です。この場合は、週40時間を超えなければ、残業扱いになりません。

また会社員には、今の出勤から次の出勤までに必要な空き時間が定められています。普通勤務の場合は8時間以上、隔日勤務の場合は20時間以上となっています。

このように隔日勤務は、法的には問題ない仕組みになっています。ただし「ブラック企業」と呼ばれる一般企業があるように、タクシー業界でも無理を強いる会社がないわけではありません。

車を運転するタクシードライバーにとって、休息はとても大切なものです。疲労がたまっていると、判断能力を鈍らせる・居眠り運転をしてしまうなど、事故へつながる危険性が高くなります。そのため入社前に口コミなどで、休息がきちんと確保されているのか確認することをオススメします。

「隔日勤務」のメリット・デメリット

隔日勤務、最大のメリットは休みを多く感じることです。実際には1日に通常の2倍働くので、勤務時間は変わりません。拘束時間とフリーになる時間がまとまるので、体力に自信がある人に向いています。

デメリットはメリットにつながる部分でもある、長時間の拘束です。1日に通常の2倍、しかも運転は神経も体力も消費するので、ハードであることは間違いありません。この勤務形態で事故を起こしてしまっても、自己責任です。体調管理がしっかりとでき、体力に自信がある人でも、慣れるまではきついと感じます。

メリット・デメリットを理解したうえで、自己管理ができる人に向いている勤務形態です。
タクシードライバーの隔日勤務を徹底解説

まとめ

タクシードライバーの隔日勤務は、2日分の仕事を1日でこなすハードワークです。ただし慣れれば、休みが多いと感じられ給与も期待できるので、メリットも大きいです。何かあった時には自己責任となる部分もあるので、よく考え自分の体と相談し、勤務に望みましょう!
タクシー転職を検討している方は「タクナビ」まで
お気軽にお電話もしくはメールでご連絡ください

タクシー業界への転職活動を全力サポート!全国の大手・優良企業をご紹介いたします。
タクシー業界への転職を考えている方はぜひご相談ください。
タクシー業界に詳しい専任の担当者が転職をゼロからサポートいたします。