タクシー運転手はチップがもらえる?日本と海外のチップ事情を徹底解説!

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タクシー運転手の魅力

タクシー運転手はチップがもらえる?日本と海外のチップ事情を徹底解説!

そもそもチップって?

本題に入る前に、そもそもチップとはなんなのかということについてお話しします。チップって海外でお客さんが帰るとき、店員さんにさっとお金を渡す…みたいなイメージがありますよね。でも日本ではほとんどチップを渡す機会はありません。チップなんて一度も渡したことないよ、という方も多いのではないでしょうか。
タクシー運転手のチップ事情。アメリカと日本の違い
それには、文化の違いが大きく関わっています。たとえば、日本では「サービスは無料である」と考えている方が多いと思います。店員さんに丁寧な接客をしてもらったからといってすぐお金を取り出すなんてことはしませんよね。
しかし、海外では「サービスは有料である」という考え方が一般的です。良いサービスをしてもらったらその対価を支払うというのは当たり前だと考えているのです。また、チップをもらうことを前提としているため、接客業務が多い職業の従業員は、もともとのお給料が安く設定されていることも多いです。そのため、チップが主な収入源になっていることもめずらしくありません。つまり海外では、チップは「給料の一部」だと考えられているのです。

日本のタクシー運転手はチップをもらえるのか

さて、チップのことがわかったところで、本題に入りましょう。日本ではチップの文化がなく、その機会はほとんどないとお話ししましたが、タクシー運転手は少し違います。

数十年前、特にバブル期は、タクシーのチップ文化が強く根付いていました。高景気によって誰もが多額のお金を使うことが当たり前になっていたので、メーターに表示されている金額の何倍も払う人が多かったのです。なかにはチップだけで生活できるほどの収入があったタクシー運転手もいたそうです。
そういったタクシーのチップ文化は、バブル崩壊と共に衰退していきましたが、今でも残っています。

日本のタクシー運転手がチップをもらえるケース

タクシードライバーにチップを渡す

おつりはいらないとお客さんに言われた場合

日本のタクシー運転手がチップをもらうとき、一番多いケースがおそらくこちらだと思います。先述したように、バブル期では多くの客がメーターに表示された金額の倍ぐらいのお金を支払い、お釣りを断ることでチップとして運転手に渡していました。
現在では、気前のいいお客さんが端数の数十円か百円ほどを渡してくれるようです。バブル期と比べるとその金額は微々たるものかもしれませんが、気持ちとして渡してくれたらすごく嬉しいですよね。
ただ、近年はクレジットカード等によるキャッシュレス化が進んでおり、会計をしてもおつりがでないことも多いので、このケースでチップをもらう機会は減っていくかもしれません。

目的地が遠い場合

タクシーに乗るとき、ほとんどが短距離での利用だと思います。しかし、緊急時や終電を逃してしまったときなどは、県を越えた移動をお願いすることがあるかもしれません。
距離が近い場合、タクシーの運転手もその場所の地理に詳しいことが多いためスムーズに移動できると思います。しかし、遠距離になるとタクシーの運転手が知らない場所に行くことが多いと思います。カーナビがついていても知らない場所での運転は大変ですし、目的地に到着したらもとの場所に戻らなくてはいけません。
そうした場合、感謝とねぎらいの気持ちでチップを渡してくれることがあるようです。長距離の移動はやはり疲れてしまいます。お客さんもそのことを当然わかっているので少し多めにチップを渡してくれることも多いのだそうです。

タクシー運転手のサービスがよかった場合

タクシー運転手といっても、優しい方、少し無愛想な方、おしゃべりが好きな方など人それぞれですよね。そうしたなかで、お客さんが「この人のサービスは素晴らしかった」と思ってくれた場合、多めに金額を支払ってくれることがあるそうです。
たとえば、「雨の日にお客さんが乗るとき、降りるときに傘をさしてあげた」、「重い荷物を運んでトランクに入れてくれた」や、「移動中、会話がたのしかった」などがあります。
タクシー運転手の方は話がうまい方が多くて、移動時間がすごく楽しくなりますよね。特に長距離の移動だとなおさらです。そうするとお客さんは感謝の気持ちとしてチップを渡してくれることがあるようです。

お客さんが海外の方の場合

最初にお話ししたように、海外ではチップを渡すのが当たり前のところが多いです。そのため、海外から旅行などで日本に訪れて、タクシーに乗ったら習慣としてチップを渡す方が多くいるようです。
海外から来た方からすれば、なぜチップを支払わないんだ?と混乱してしまうかもしれません。日本のサービスは世界から見ても非常に良いと言われています。なのにチップを渡す文化がない、つまり無料で良いサービスをしているというのはすごく不思議なことだと感じるようです。
チップの文化がある国から来た方からすれば、チップを渡すのは習慣であり当たり前のことなので多くの方が渡してくれるでしょう。では、海外でタクシーに乗った場合、どのようにチップを支払えばいいのかでしょうか?

海外のチップ事情

海外のタクシーのチップ事情

基本的には支払わなければならない

海外へ行ってタクシーに乗る際、どのようにチップを支払えばいいのでしょうか?訪れた国にチップの文化がある場合、基本的には必ず支払わなくてはいけません。日本では「おまけ」のイメージがあるチップですが、海外では「義務」に近いイメージといえます。
先ほどお話ししたように、チップの文化がある国では、従業員の給料は十分に支払われていません。それはチップをもらうことが前提だからです。多くの従業員がチップがあることで生活を送ることを可能にしているので必ず支払うようにしましょう。

いくら払うのか

こちらは訪れた国がどこかによって少し変わってきます。具体的には、アメリカであれば乗車料金の15%~20%、ヨーロッパであれば乗車料金の10%ほどが基本的なチップの金額です。(これはホテルやレストランなどでも同じぐらいの相場なので、少し覚えておくといいでしょう。もちろん、場所によって細かく異なることがあるので下調べが大切です。)
たとえばアメリカでタクシーに乗り、乗車料金が10ドルであった場合、重い荷物を運んでくれたときなど、サービスが良ければチップとして2ドルを支払い、サービスが通常であればチップとして1.5ドルを支払う、といった具合です。

チップの支払い方

これは乗車したタクシーによって少し異なりますが、おおまかな流れはどれも同じです。日本ではチップを渡す場合、おつりを断るケース以外では、袋に入れて渡すのが礼儀正しいと言われています。しかし海外では、チップを渡すときに袋に入れることはしないので、こちらはしないようにしましょう。
支払いの方法はいくつかあります。一つ目はチップ代を含んだ金額を支払い、おつりを断る方法です。これは日本と同じなのでわかりやすいかと思います。二つ目は現金で直接渡す方法です。これは受け渡しの際にコミュニケーションを取ることもできて旅の一つの思い出になりそうです。この方法での注意点として、小銭を大量に渡すことは避けましょう。事前に1ドル札などをチップ用に用意しておくと楽だと思います。3つ目はクレジットカードでの支払いの場合です。これはタクシーによって異なりますが、タクシーの端末にチップ料金を打ち込むだけで乗車料金に加算してくれるものが多いです。

最後に

さて、タクシーにおけるチップのことがお分かりいただけたでしょうか。日本ではあまり馴染みのないチップですが、ほんの気持ちとして渡すだけでもお互い笑顔になれて、ちょっといい気分でその日を過ごすことができるのではないでしょうか。
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