50代で未経験タクシー転職。「もう無理だ」と思った瞬間とその後の逆転劇

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50代で未経験タクシー転職。「もう無理だ」と思った瞬間とその後の逆転劇

「もう無理だ」と思った瞬間と、その後の逆転劇

◆ 「年齢的にも、もう無理かもしれない…」

「すみません、道を間違えました…」
「今日は走っても走っても、お客さんが拾えない…」

50代でタクシー業界に飛び込んだTさんが、研修を終えて現場に出た最初の月。
想像以上に、壁は高かった。

若い頃から営業一筋、車の運転は通勤と週末の買い物程度。
地理も不安、体力にも自信がない。
「なんとかなるだろう」と思っていたが、現実はそんなに甘くなかった。


◆ 初月の現実は「想像以上に厳しい」

最初の1週間、TさんはGOアプリやカーナビを頼りに営業を続けた。
しかし…
• 道を間違えてお客様に冷たい言葉をかけられる
• 待機場所で空車の列に巻き込まれ、1時間無収入
• 夜の静かな街を空車のままぐるぐる走り、心が折れそうになる

初月の売上は、同時期入社の中でも最下位クラスの36万円。
周囲の若手が軽やかに売上を伸ばしていくのを横目に、
Tさんの口から出たのは、静かな本音だった。

「俺、やっぱり向いてないのかな。もう、無理かもしれないな…」


◆ それでも、辞めなかった理由

翌月、Tさんは営業所のベテランAさんにこう言われた。

「無理して売ろうとするから空回りするんだよ。
50代ってのは、“余裕”が一番の武器なんだよ。」

その一言に、ハッとした。
自分はずっと、若い人と同じ土俵で勝とうとしていた。
スピードも知識も敵わないのに、“追いつこう”として焦ってばかりいた。

「若さじゃない。“年齢”を活かせばいいのか」
Tさんの中で、何かが切り替わった瞬間だった。


◆ “逆転”のヒントは、「ゆっくり話すこと」にあった

Tさんが変えたのは、ほんの少しの行動だった。
• 無理に流さず、病院や役所前で落ち着いて待つ
• 乗車したお客様には、静かにゆっくり、丁寧に挨拶
• 会話も焦らず、「今日お疲れでしたね」だけに留める

すると、ある日、病院から乗った高齢の女性がこう言った。

「あなたみたいな丁寧な人、久しぶりよ。安心して乗れたわ。」

この一言が、Tさんの“武器”を確信に変えた。


◆ “稼ぐ”から、“選ばれる”へ

翌月からTさんの売上は徐々に上がっていく。
• アプリ指名の数がじわじわ増え
• 同じ病院・施設からリピートされるようになり
• 「あなた、前にも送ってくれたわね」と声をかけられる回数が増える

そして入社3ヶ月目、Tさんは月収50万円を達成。
最下位だった初月から、一気に営業所内の上位10%以内にランクインした。


◆ 成功の鍵は「年齢を武器にする」ことだった

Tさんは振り返る。

「若い頃はスピードとか勢いだったけど、今は“落ち着き”や“信頼感”のほうが喜ばれる。
無理せず、自分のペースでやれるのが、タクシーの良さですね。」

50代という年齢は、決してハンデじゃない。
むしろ、「ゆっくりでいい」「丁寧な人がいい」と思うお客様にとっては、“一番の安心材料”になる。


◆ まとめ|「もう無理だ」から始まる、新しい武器の見つけ方

✅この記事のまとめ:
• 50代未経験でも、最初の壁を乗り越えれば“強み”に変わる
• 若手と競うのではなく、「年齢がもたらす安心感」で勝負
• 丁寧な接客・静かな会話・落ち着いた所作は最大の武器になる
• タクシーは“誰より速く”ではなく、“誰より信頼される”ことが成功の近道


「もう無理かも」と思ったあの日が、
Tさんにとって、“向いていること”に気づけた最初のチャンスだったのかもしれません。

人生の後半戦。
“無理”の先に、自分だけの武器が眠っていることもある。

タクシーの仕事は、年齢を理由に諦めるには、もったいなさすぎる仕事です。

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