配車アプリ4社を使い倒してわかった“本当に稼げるアプリ”の選び方【2025年版】

かつては「流しが稼げる」「無線配車が強い」と言われていたタクシー営業も、
今ではすっかり配車アプリ主導の時代に。

2025年現在、主要アプリは次の4つ：
• GO
• S.RIDE
• DiDi
• Uber Taxi

多くのドライバーが複数アプリを“併用”していますが、実際に稼げるかどうかは、
地域・時間帯・顧客層・会社との契約条件によって大きく変わってきます。

本コラムでは、現役ドライバーが実際に4社を使い込んで見えてきた、
「稼げるアプリ」の見分け方と選び方のポイントを徹底解説します。

まず押さえておきたいのは、**「全国どこでも同じアプリが稼げるわけではない」**ということ。
• GOは都市部のビジネス街・住宅地に強い
• S.RIDEは東京23区を中心とした“配車精度”が武器
• DiDiは郊外や地方都市で高単価が出やすい
• Uberはインバウンドや観光地でロング狙いに効果的

つまり、「どのアプリが一番稼げるか？」ではなく、
「自分の営業スタイルに合うアプリはどれか？」を見極めることが大切です。

【都市部なら“稼働率”最強。件数と回転で勝負】


• 全国展開／特に東京・大阪・福岡など大都市圏に強い
• アプリユーザー数・提携タクシー会社ともに最大規模
• ドライバー評価制度あり（★が低いと配車率が下がる）

▶ 特徴： 短距離でも件数で稼ぐ“回転型営業”に向いている
▶ 稼げるタイプ：「街に詳しく回転重視で稼ぎたい」人

☺︎ 現場の声：
「昼〜夕方のビジネスエリアでGOを切らすと機会損失。都心では必須アプリ」

【精度とタイミングの安定感。東京23区の味方】


• 東京中心（23区・武蔵野・三鷹）での精度が高い
• アプリUIが見やすく操作しやすい
• 運賃支払い方法が豊富（現金・クレカ・PayPayなど）

▶ 特徴：「鳴るタイミングの“読みやすさ”と“品質”が魅力」
▶ 稼げるタイプ：「東京23区内でルーティン営業したい人」

☺︎ 現場の声：
「GOより少ないけど“ロスが少ない配車”が来る。1件あたりの満足度は高い」

【地方都市・郊外でロング狙い！キャンペーンも豊富】


• 関西圏・東海・九州エリアなどで根強い人気
• ロングや空港送迎系が比較的多め
• 時期によってはドライバー向けインセンティブあり

▶ 特徴：「郊外エリアやロング主体の人向き」
▶ 稼げるタイプ：「1本の単価で稼ぐスタイルの人」

☺︎ 現場の声：
「昼は鳴りにくいが、夜に郊外で拾って都心へ戻る使い方が効く」

【インバウンド対応・高単価に強み。観光地で活躍】


• 外国人利用が急増中。英語表記あり、言語サポートも対応
• 一部地域では“予約送迎”や“定額制”も利用可
• 流しと違い、“外国人にも分かりやすいUX”が特徴

▶ 特徴：「観光地・空港・ホテル前の営業に強い」
▶ 稼げるタイプ：「インバウンド層に対応できる人／英語OKの人」

☺︎ 現場の声：
「都内ホテルでのインバウンド送迎はUberで指名が入ることも。外国人比率が高い」

1. 稼働エリアとアプリの浸透率
　→「自分がよく営業する街で鳴るかどうか」を確認
2. 1件あたりの単価 vs 件数のバランス
　→ ロング向きか？回転向きか？で分かれる
3. 配車ルール（キャンセル可能タイミング／拒否率の影響）
　→ ドライバーに不利なペナルティがないかチェック
4. 操作のしやすさとストレスの少なさ
　→ アプリUIやナビ連携の精度も営業効率に直結
5. 自分の生活リズムとの相性
　→ 昼派／夜勤派／隔日勤務など、時間帯とのマッチングも重要

✅この記事のまとめ：
• 稼げるアプリは“自分の営業スタイルとエリア”に合っているもの
• 都心ならGO／安定ならS.RIDE／郊外ならDiDi／観光・外国人対応ならUber
• 単価か件数か、配車タイミング、ルールの柔軟さまでチェックすべき
• 「全部を中途半端に使う」より、「使い込んで特徴を理解」する方が結果が出やすい


“アプリが鳴る”かどうかではなく、“どう使いこなすか”が重要な時代。
あなたの営業スタイルに合ったアプリを見極めれば、
アプリは「不安定な運」ではなく「稼げる武器」に変わります。