“個人タクシーになるな”と言われた理由と、それでも独立したワケ

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“個人タクシーになるな”と言われた理由と、それでも独立したワケ

タクシー
「やめといたほうがいいよ」
「保証もないし、安定しないし、大変だぞ」
「個人でやっても、結局そんなに稼げないよ」

会社を辞めて、個人タクシーとして独立しようと決めたとき、返ってきたのは応援の言葉よりも“否定”だった。

現役の同僚ドライバーも、管理職も、さらには家族までもが不安を口にした。
正直、揺らいだ。

だが、それでも「一人でやってみたい」という気持ちは消えなかった。

◆ 反対される“理由”は3つあった

なぜ、個人タクシーになることは反対されるのか?
当時、自分に投げかけられた反対の言葉は、主にこの3つに集約される。
1. 「収入が不安定になる」
 会社のような保証(給与保障、ボーナス、福利厚生など)は当然ない。営業できない日=収入ゼロのリスクがある。
2. 「自己管理が大変」
 時間も売上も、全てが自己責任。誰も管理してくれないし、誰も守ってはくれない。気楽だが、孤独でもある。
3. 「資格取得・車両購入の初期費用が重い」
 個人タクシーの開業には、数年の実務経験や二種免許に加え、個人タクシー免許の取得、車両の購入や整備費用など、ある程度のまとまったお金と手間がかかる。

つまり、「安定」と「サポート」がなくなる世界──それが、個人タクシーなのだ。

◆ それでも独立を選んだ理由

反対の声は理解できた。実際、その通りだと思うことも多い。

けれど、自分の中にあったのは、
• 「誰かの指示ではなく、自分で判断したい」
• 「稼げるときに稼ぎ、休みたいときに自由に休みたい」
• 「努力の分だけ、全部自分に返ってくる働き方がしたい」

という、“働き方への希望”だった。

会社に不満があったわけじゃない。
むしろ、あの環境があったからこそ基礎が身についた。

でも、5年、10年と同じ働き方を続けるイメージが湧かなかった。

だったら挑戦してみよう。
「後悔するのは、やらなかったときだ」──そう思った。

◆ 独立後のリアル──理想と現実のギャップ

独立して半年。
月収は以前よりやや波があるが、平均で+10万円ほどアップした。

それよりも大きかったのは、「時間の自由」と「精神的な満足感」だった。
• 平日に病院へ行くこともできる
• 子どもの行事に合わせて丸1日休める
• 嫌なお客さんを無理に乗せる必要がない
• 全てが“自己決定”の働き方

「独立してよかった」と思える瞬間は、そんな日々の小さな積み重ねの中にある。

◆ まとめ:「向いている人」と「やめた方がいい人」

個人タクシーがすべての人におすすめできる働き方かと言えば、そうではない。
それでも、自分の意思で道を決めたい人には、この選択肢は魅力的だ。

個人タクシーに向いている人
• 自己管理ができる人
• 一人で黙々と働くのが苦でない人
• 接客や営業にある程度自信がある人
• コツコツ努力できる人
• リスクと自由を天秤にかけて、納得して行動できる人

逆に、安定した給与やサポート体制を重視する人は、法人勤務のまま「のびのびと働ける会社」に移るのも一つの選択肢だ。

◆ 最後に──“覚悟”さえあれば、道は開ける

「やめとけ」と言われても、挑戦してよかった。

確かに大変なこともある。
でも、自分の意志で選び、走っている感覚は、何ものにも代えがたい。

もし、あなたが「独立」を迷っているなら、周囲の声に流される前に、一度自分の中にある“本音”と向き合ってみてほしい。

答えは、そこにある。

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