“家から近い”だけで会社を選んで失敗した話【体験談あり】

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タクシー業界へ転職する

“家から近い”だけで会社を選んで失敗した話【体験談あり】

タクシー
──「通いやすさ」だけで決めた先にあった落とし穴とは?

◆ 最初の条件は「自宅から近いこと」だった

タクシー業界に転職を考えたとき、私が一番に重視していたのは「勤務地までの近さ」だった。
前職では片道1時間以上の通勤に毎日うんざりしていて、次こそは家の近くで働きたい。そう強く思っていたのだ。

いくつかの会社説明会に参加し、家からバスで15分というアクセスの良さに惹かれて、あるタクシー会社に応募。
仕事内容もそれほど大きな差はなさそうに思えたし、他社との比較はほとんどせず、すぐに入社を決めた。

――ところが、ここからが「近いだけでは選んじゃいけなかった」と気づく日々のはじまりだった。


◆ 思っていた職場と違った現実

実際に働いてみて驚いたのは、「近い」以外の条件が全く合っていなかったこと。

● 研修のサポートが弱い

研修は座学が2日だけ。乗務開始後も「走りながら覚えろ」のスタンスで、地理や無線の操作に困っても質問できる人が少なかった。

● シフトがきつい

月12〜13回の隔日勤務が基本だったが、帰庫時間が深夜1時を超えることもしばしば。
しかも次の日は“明け休み”とはいえ、身体の疲れがまったく取れなかった。

● 社内の雰囲気が合わない

新人が相談しにくい空気感。ベテランドライバー同士の関係性はできているが、そこに入る余地はなく、孤独感が強かった。

結果、入社3ヶ月でモチベーションは下がり、毎日「今日はうまく乗り切れるか…」と不安ばかり抱えていた。


◆ “通いやすさ”は大事。でも「働きやすさ」には敵わない

もちろん、「家から近い」は立派な条件だ。
通勤時間が短いことで、睡眠や家族との時間が増えるのは間違いない。
でも、それ以上に重要なのは、**「職場で過ごす時間の質」**だった。

タクシー業界は特に「個人の裁量」が大きい職種だからこそ、会社のサポート体制・教育方針・人間関係が働きやすさを左右する。

いくら通いやすくても、「不安が解消されない職場」「相談できない空気」「収入が安定しない仕組み」では、長く続けるのは難しい。


◆ 会社選びで見るべき“本当に大事なこと”とは?

この経験から、私は「会社選びで見るべきポイントは何か?」を真剣に考えるようになった。
次の転職では、以下のことを重視した。

✅ 研修体制が整っているか

未経験者向けのサポート内容、同乗指導の期間などは要チェック。

✅ 働き方が選べるか

隔日勤務・日勤・夜勤など、ライフスタイルに合ったシフトがあるか。

✅ 収入の安定度

保証給の有無、歩合の仕組み、アプリ配車の割合などで差が出る。

✅ 雰囲気・人間関係

説明会や面接での対応、現場の見学ができるか。社員と話す機会があれば理想。

✅ 通勤の負担

もちろん距離も大切。ただし、“通いやすさ”と“職場の良さ”はセットで考えるべき。


◆ 最後に:これから転職する人へ伝えたいこと

“家から近い”という理由だけで入った会社で、私は一度失敗した。
でもその経験があったからこそ、次は「自分に合った職場」をじっくり選ぶようになった。

タクシー業界は、会社によって雰囲気も働き方も大きく違う。
「なんとなく近いから」「なんとなく募集してたから」で選ぶと、あとで後悔することになりかねない。

転職は、人生の選択。
だからこそ、“自分にとって何が大切か”を明確にしてから動くことが、いちばんの近道なのかもしれない。

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