「昼勤務=楽」はウソ?実はきつい時間帯とは

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「昼勤務=楽」はウソ?実はきつい時間帯とは

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◆ 「昼勤務」は本当に楽なのか?

タクシー業界では、夜勤や隔日勤務と比べて、**「昼勤務=体に優しい」「稼げないけど気楽」**というイメージを持たれがちです。
たしかに、深夜の酔客対応や不規則な生活リズムを避けられるという点ではメリットがあります。

しかし、現実には**“昼勤務ならではの厳しさ”**があるのも事実。
時間帯ごとの乗客の傾向、競争の激しさ、稼ぎにくい時間帯──
表面的なイメージだけで選ぶと、「こんなはずじゃなかった」と後悔することにもなりかねません。


◆ 実はハード?昼のピークタイム事情

① 朝の出庫ラッシュ(7:00〜9:00)

昼勤務の多くは朝7時〜8時に出庫しますが、この時間は“通勤時間帯”と完全にかぶるため、道路は大混雑。
渋滞でなかなか前に進めず、「1時間走っても数件しか乗車が取れない」ことも珍しくありません。

さらに、駅前や主要な交差点では同業他社の台数も非常に多く、競争が激しい時間帯。
この時間でペースを崩すと、1日の売上に大きく響きます。


② 昼の“谷間時間”(11:00〜15:00)

午前中のビジネスマン需要が落ち着き、乗車率がガクンと下がるのがこの時間帯。
コンビニやショッピングモール前を流しても空振りが続き、「1時間ゼロ」なんてことも。

この時間をどう乗り切るかが、昼勤務ドライバーの腕の見せどころですが、経験値が少ないとかなり精神的にきつい時間でもあります。


③ 夕方の混雑と“時間切れ”の焦り(16:00〜18:00)

会社によっては17時や18時に帰庫時間が設定されていることもあり、最後の数時間で稼ぎを上乗せしようと焦る傾向に。
しかしこの時間は道路が再び渋滞し始め、駅付近も人の流れが読みづらくなります。

「あと1本だけ」と思っても、1回の乗車で時間を大きく消耗してしまうケースも。
時間と気持ちのプレッシャーで、かえって効率が下がることもあるのです。


◆ 昼勤務のメリットももちろんある

ネガティブな面ばかり強調してきましたが、もちろん昼勤務には以下のようなメリットもあります:
• 夜間の治安リスクを避けられる
• 家族との生活リズムを合わせやすい
• 深夜料金がないため、お客様の印象が柔らかい
• 運転中に眠くなりにくい
• 生活リズムが安定しやすい

つまり、「向いている人には最適」な働き方なのです。


◆ 昼勤務をうまくこなす3つのコツ

では、昼勤務で“稼ぎながら楽に働く”にはどうすればいいのでしょうか?
経験者が語る、実践的なコツを3つ紹介します。

1. “昼の穴場スポット”を持っておく

谷間の時間帯(11〜15時)に強い場所を知っていると、他と差がつきます。
病院、官公庁、ゴルフ場、デパートなど、目的地が固定されやすい施設の近くを押さえると◎。



2. アプリ配車を活用する

「昼は稼げない」と言われる理由の一つが空車時間の長さ。
アプリを併用することで、無駄な“流し時間”を大幅に減らせます。



3. 朝イチに集中する

通勤時間帯は稼ぎづらい半面、ビジネスホテル→駅・空港といった長距離乗車のチャンスもあります。
始業直後の1〜2時間に集中することで、全体の底上げが可能です。

◆ 結論:「昼=楽」は人による。でも“甘く見ない方がいい”

タクシーの昼勤務は、確かに夜より規則正しく、体への負担も少ないかもしれません。
しかしそれは、「自分で考え、工夫しながら動ける人」にとってこそ活かされる環境です。

「楽そうだから昼勤務」ではなく、「自分の生活スタイルや性格に合っているか」で選ぶことが、長く働ける秘訣。
その判断材料として、ぜひ今回のリアルな事情を参考にしてください。

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