ペーパードライバー歴10年からの転職チャレンジ記

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タクシー業界へ転職する

ペーパードライバー歴10年からの転職チャレンジ記

タクシー
「10年以上、車なんて運転してない…」
そんな自分にタクシードライバーが務まるのか?

不安だらけで飛び込んだ世界で、少しずつ“自信”を取り戻したある女性のリアルな体験記。

◆ きっかけは「とにかく生活を変えたかった」

30代後半、事務職で働いていた私は、毎日パソコンと向き合いながら、「このままでいいのか?」と漠然とした不安を抱えていました。
退職を決意したのは、突然の異動と人間関係のストレス。
「もっと自分らしく働ける場所があるはず」──そう思って転職活動を始めました。

でも、資格もスキルも特別なものはなし。そんなとき目に留まったのが“タクシードライバー募集”の求人でした。

◆ 「運転なんて10年以上してない」不安だらけの応募

運転免許は持っていたものの、最後に車を運転したのは10年以上前。
完全な“ペーパードライバー”の私は、「こんな私でも応募していいのか?」と何度も自問しました。

でも求人にはこう書いてありました。

「運転に自信がなくても大丈夫!二種免許は入社後に取得できます」

しかも、教習費用は会社負担。プロの指導付き。これなら…と一歩踏み出すことにしたのです。

◆ 教習所でのリスタート。「できないこと」を受け入れた日々

久しぶりの運転。初日は緊張で手が震え、右左折もおぼつかない状態。
教官に何度も注意されて、自信はゼロに近づいていきました。

でも、一緒に教習を受けていた人の中には60代の方もいたり、
「みんなできないところから始めてる」と思えたことが救いでした。

少しずつ、“前だけ見てハンドルを握る感覚”を思い出し、約2週間後には二種免許を取得。


◆ デビュー直後は「不安9割、達成感1割」

いざ現場デビューしてみると、地理の難しさや接客の緊張感に圧倒されました。
• ナビ通りに走っても道を間違える
• お客様の無言が怖い
• 急ブレーキになってしまい、謝ることも

でも、そんなとき営業所の先輩がこう言ってくれたんです。

「最初はみんなそう。1ヶ月続けば、慣れるよ」

その言葉に救われ、1日1日を乗り越えることに集中しました。


◆ “運転”が仕事じゃない。“接客”が仕事だった

気づいたのは、「運転」よりも「人とのやりとり」の方が大切だということ。
• お客様の荷物を持ってあげる
• 天気の話を少しする
• 降りる時に「ありがとうございました」と一言添える

それだけで「ありがとうね」と笑顔をもらえる。
それが、何よりの報酬になりました。


◆ 今では「私でもできた」が誰かの勇気になっている

気づけば、入社から1年が経ち、
今では新人ドライバーの面倒を見ることもあります。

「ペーパードライバーなんです…」と不安そうに話す人に、私はこう伝えています。

「最初は誰でも怖い。でも、あなたの人柄や努力が活きる仕事ですよ」


◆ 最後に:踏み出す一歩は、あなたの中にある

「運転にブランクがある」「未経験で怖い」
そう思う気持ちは、私にもよくわかります。
でも、今のタクシー業界は“育てる体制”が整っているからこそ、心配はいりません。

大切なのは、“少しでも前を向くこと”。
一歩でも進めば、見える景色が変わっていきます。


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