面接で絶対聞かれる5つの質問と“刺さる答え方”

転職活動において、避けて通れない「面接」。
どれだけ経験があっても、緊張したり、うまく答えられずに後悔した経験がある方も多いのではないでしょうか。

特に40代・50代の転職者にとっては、「どう見られているか」「年齢が不利にならないか」という不安も大きく、慎重に答えを準備したいところです。

今回は、面接でほぼ確実に聞かれる「5つの質問」と、その場で“刺さる”伝え方のポイントを具体的にご紹介します。

面接官の意図

「この人は、どんな職歴を持ち、どう話をまとめるタイプなのか？」を見ています。いわば、“第一印象の決定打”。

NGな答え方

ダラダラと過去の経歴を羅列したり、関係のない話を入れること。

刺さる答え方のポイント
• 職歴は簡潔に2～3行で要約
• 転職理由と志望理由の前フリを含める

例：
「〇〇業界で約15年、主に接客や営業を担当してまいりました。人と接する仕事を続ける中で、“もっと直接人の役に立てる仕事”を探すようになり、今回御社を志望いたしました。」

面接官の意図

「うちの会社をちゃんと選んでいるか？」を見ています。熱意や納得感がポイント。

NGな答え方

「家が近いから」「なんとなく安定していそうだから」など、表面的な理由はNG。

刺さる答え方のポイント
• 企業の特徴や制度に触れる
• 自分の経験と重ねる
• “貢献したい”という視点を入れる

例：
「未経験者にも丁寧な研修がある点に安心感を持ちました。前職では高齢のお客様への対応が多く、その経験を活かしながら、地域に根ざした御社で長く貢献したいと考えています。」

面接官の意図

「ネガティブな理由で辞めたのでは？」「うちでもすぐ辞めるのでは？」という不安を払拭したい。

NGな答え方

前職の不満や悪口ばかり話すのは絶対NG。

刺さる答え方のポイント
• 辞めた理由は“前向きな転機”として語る
• 次にどう働きたいかをセットで話す

例：
「前職では評価制度が歩合中心で、自分に合った働き方を模索していました。年齢を重ねた今、安定した環境で落ち着いて働ける仕事を選びたいと思い、転職を決意しました。」

面接官の意図

「自己理解があるか？」「チームにどう馴染むか？」を見ています。

NGな答え方

抽象的すぎる（例：「真面目です」だけ）や、短所が“欠点”で終わっているもの。

刺さる答え方のポイント
• 長所は具体例つきで語る
• 短所は“克服の工夫”とセットにする

例（長所）：
「相手の話をよく聞き、状況に合わせて柔軟に対応する力です。以前の職場では、クレーム対応で信頼を得ることができました。」

例（短所）：
「慎重すぎる点があり、決断が遅れることも。ただ、最近は優先順位を明確にし、判断軸を持つことで改善しています。」

面接官の意図

「本当に興味があるか」「積極性があるか」をチェック。ここで何も聞かないと“消極的な印象”に。

NGな答え方

「特にありません」「待遇はいつから変わりますか？」など自分都合な質問だけは避けましょう。

刺さる質問例
• 「未経験の方が活躍している具体例を教えていただけますか？」
• 「一緒に働く方の年齢層や雰囲気について伺いたいです」
• 「この仕事で長く活躍するために、どんな点が求められますか？」

こうした質問は、“前向きな関心”が伝わり、面接の締めくくりとして非常に好印象です。

面接の成功を分けるのは、完璧な回答よりも一貫した姿勢と誠実さです。

今回ご紹介した5つの質問は、企業や業界を問わず必ずといっていいほど聞かれる内容です。
• 自己紹介
• 志望動機
• 退職理由
• 長所・短所
• 逆質問（質問タイム）

この5つに備えておけば、自信を持って面接に臨めるはずです。

「自分の言葉で、正直に、でも前向きに伝える」
それが、あなたの魅力を面接官に“刺す”最大の方法です。