二種免許って何日で取れる？取得までのスケジュールを解説

取得までのスケジュールを解説

タクシードライバーになるには、普通自動車免許のほかに「第二種運転免許（通称：二種免許）」が必要です。
「でも、それってどれくらい時間がかかるの？」「働きながら取れるの？」と不安な人も多いはず。

今回は、二種免許の取得にかかる日数や流れ、よくある疑問をわかりやすく解説します。
特に未経験からの転職を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

二種免許（正式名称：普通自動車第二種運転免許）は、**「お金をもらって人を乗せるための免許」**です。
タクシーやハイヤー、介護タクシーなど、人を有償で輸送する際には必ず必要になります。

取得できる条件は以下の通り：
• 年齢：21歳以上
• 普通免許（第一種）を取得してから通算3年以上経過していること

これを満たしていれば、特別な経歴や職歴がなくてもOKです。

二種免許は、以下の2つの方法で取得可能です：

① 教習所（通学）：

期間の目安：2〜4週間程度（週何回通うかで変動）
• 日中や夜間に通学しながら受講するスタイル
• 自分のペースで進めたい人におすすめ

② 合宿免許（会社の教習所など）：

期間の目安：最短8日〜10日程度
• 集中的にカリキュラムをこなして短期取得が可能
• タクシー会社に入社すれば、「自社教習所＋宿泊施設」で行うケースが多い
• 教習所によっては「最短7泊8日」で卒業できることも

※いずれも最終的には「技能試験」と「学科試験」に合格する必要があります。

以下は、よくある教習スケジュールの一例です。

• 1日目：
入校手続き・適性検査・オリエンテーションを実施。合宿生活と教習の全体像を把握します。
• 2〜5日目：
技能教習（場内および路上）と学科講習を並行して実施。安全運転の基礎と接客マナーも学びます。
• 6日目：
技能教習の仕上げと、模擬試験による実力チェックを行います。
• 7日目：
学科試験に向けた筆記練習や直前対策を行い、最終確認をします。
• 8日目：
実際の運転免許試験場にて、学科試験と技能試験を受験します。
• 9日目：
合格後、二種免許の交付手続きを行い、いよいよ乗務準備へ。

※個人差はありますが、9割以上の人が10日以内で取得できると言われています。

【安心してください】
多くのタクシー会社では、**入社時に「二種免許取得費用は全額会社負担」**という制度があります。
• 教習費：約20万〜30万円（これを会社が負担）
• 宿泊費・食事付きの合宿も無料 or 一部補助
• 教習期間中に「日当（例：1万円/日）」が支給される会社もある

つまり、未経験でもお金をかけずにスタートできる仕組みが整っているのです。

Q. 運転に自信がないけど、大丈夫？

→ A. 大丈夫です。
教習所では、プロの教官が基礎から丁寧に指導してくれるので安心です。
また、実地試験も“安全運転ができるか”が主な評価軸なので、テクニックより丁寧さが重視されます。


Q. 教習中の生活は？

→ A. 宿泊施設や社員寮に滞在し、食事付きで快適に過ごせる環境が多いです。
地方での合宿の場合は、温泉や観光地が近いことも。


Q. 教習後すぐに仕事できる？

→ A. 二種免許が交付されたら、数日内に実際の乗務に向けた研修が始まります。
すぐにデビューできるので、収入も早めに得られます。

二種免許は、一度取得すれば一生有効です（取り消されない限り）。
タクシー運転手だけでなく、今後以下のような道にも活かせます：
• 観光ハイヤーや空港送迎など、高単価業務へのステップアップ
• 介護タクシーや送迎バスなど、地域密着型の働き方
• 班長・教官・営業所の管理職へのキャリアアップ

単なる「運転免許」ではなく、“生活を支える専門資格”として使えるのが二種免許の強みです。

二種免許の取得は、想像よりもずっとスピーディーで手厚いサポートのあるものです。
• 最短8日〜10日で取得可能
• 教習費は会社負担＋日当あり
• 未経験からでも安心の研修環境
• 一生モノの国家資格として活かせる

「未経験だから無理かも」「免許取得に時間がかかりそう」──
そんな不安を感じている人ほど、まずは一歩踏み出してみることが大切です。

タクシー業界は、“スタートを全力で応援してくれる体制”が整っている業界。
あなたのこれからの一歩に、ぜひ役立ててください。