日本のタクシー料金を徹底解説!「ぼったくり」ってあるの?

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日本のタクシー料金を徹底解説!「ぼったくり」ってあるの?

日本のタクシー料金を徹底解説!「ぼったくり」ってあるの?
海外に行くとタクシー料金は運転手と交渉して決まるところもありますが、日本では乗るタクシーによってタクシー料金が異なるなんてことはほとんどありません。今回は日本のタクシー料金はどんな仕組みで決まり、どのように利用されているのか、解説していきます。

タクシー料金の仕組み

日本のタクシー料金を徹底解説!「ぼったくり」ってあるの?
タクシー料金は、その営業エリアを管轄する各地方運輸局の認可を受けて設定されており、「距離制運賃」と「時間制運賃」「定額運賃」「事前確定運賃」の4種類があります。
  • 距離制運賃は「初乗運賃と加算運賃を定め、旅客の乗車地点から降車地点までの実車走行距離に応じた運賃」と定めています。
  • 時間制運賃は「初乗運賃と加算運賃を定め、旅客の指定した場所に到着した時から旅客の運送を終了するまでの実拘束時間に応じた運賃」と定めています。
多くのタクシーはこの二つの合体型である「時間距離併用制運賃」を採用しています。距離制運賃をベースに、10 km/h 以下の時間を距離に換算して追加するものです。お客様都合による待機や信号待ち、渋滞などで加算されていきます。

同じ利用区間でも料金が異なることがあるのはなぜ?

日本のタクシー料金を徹底解説!「ぼったくり」ってあるの?
同じ区間を乗っても多少料金が違うことは往々にしてあります。理由は①経路が違う②時間メーターが違う③利用時間が違うの3種類があげられます。

①の経路が違うはドライバーとお客様の想定した道が若干異なっていたり、ナビを利用した場合は導入しているナビの差によって違う経路を示したりした結果によるものです。

②の時間メーターが違うですが、時間メーターとは前述した「10 km/h 以下になった場合に加算される運賃」の別名で、お客様都合での待機や渋滞、信号待ちでも発生します。

③の利用時間が違うですが、割増時間が絡むと料金はどうしても高くなります。多くの会社が深夜22時から早朝5時まで、メーターの動く速度が2割増になります。

割増なしや料金の安いタクシーは一体何?

まず深夜割増なしのタクシーですが、運輸局が「深夜割増なしにする場合は深夜割増ありの場合と比較して乗務員の給与に違いがないこと」を事業者に求めているので、利用者としては割増なしでラッキーと考えて良いです。他に特別な料金を取られることはないと思われます。

初乗りが安いタクシーには2種類あって、まずは小型車、中型車等タクシーの車種が細かく分かれている地域では、小型車のほうが安いです。

タクシーを安く利用したいなら...

ここまで料金制度について解説してきました。まず前提として、タクシーの料金は運輸局を通して厳格に取り決められており、乗務員の故意的操作でメーターをいじることはできません。そのうえで、いつもより500円以上料金が高く、大渋滞などがなかった場合は乗務員の道選択ミスの可能性があります。これを防ぐために、乗務員とお客様で適宜道の指示や方針の共有を行いましょう。もし指示と違う道を進んでいた場合は指摘することで差額の返金が発生するかもしれません。

タクシーの経路は、最短距離の経路と最安の経路、最速の経路が異なることが往々にしてあります。渋滞の名所や踏切の有無、信号の多さなどで時間メーターが動いてしまうためです。高速道路利用のほうが多少遠回りにはなりますが時間メーターが動かず安く到着する可能性もあります。逆に高速道路がとても混雑していて一般道のほうが速く着くかもしれません。乗務員と相談して最適な経路を選択し、最善の料金で目的地に到着できるのが理想ですね!
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