採用担当者の目を引く！履歴書・職務経歴書の書き方

タクシー業界への転職を成功させるためには、面接の前にまず“書類選考”を通過しなければなりません。採用担当者が最初に見るのが、あなたの「履歴書」と「職務経歴書」。ここで興味を持ってもらえれば、面接への道がぐっと近づきます。

今回は、未経験者でも安心して実践できる「履歴書・職務経歴書の書き方のコツ」をお伝えします。ポイントを押さえて、採用担当者の心をつかみましょう！

履歴書は“あなたの顔”とも言える書類です。書き方ひとつで「この人は丁寧だな」「信頼できそう」といった印象を与えることができます。

◆基本情報で気をつけること
• 西暦・和暦は統一する（例：すべて令和表記 or 西暦表記）
• 空欄をできるだけ作らない（志望動機や本人希望欄も）
• 誤字脱字は厳禁。見直しを徹底する
• 写真は3ヶ月以内に撮影したものを使用。スーツや清潔感のある服装で、表情は明るく！

ちょっとしたミスや空欄が「この人、いい加減かも…」というマイナス印象に繋がることも。丁寧に、正しく記入しましょう。

タクシー会社が注目するのは、「なぜうちを選んだのか」「この人がドライバーとして活躍できるかどうか」です。

◆志望動機の書き方ポイント
• 「接客が好き」「運転が好き」といった適性に触れる
• 「夜勤にも前向きに取り組みたい」など、具体的な意欲を表す
• 企業研究をして「御社の研修制度に惹かれました」「二種免許取得支援が魅力でした」など、会社独自のポイントに言及する

NG例：「安定した仕事に就きたかったから」だけでは弱い！
OK例：「未経験でも研修で一から学べる環境に魅力を感じ、ドライバーとして長く働きたいと考えました」

志望動機は、あなたの“やる気”を伝える場。丁寧に書くことで、書類通過率は格段にアップします。

職務経歴書は、これまでの仕事で「どんなスキルを身につけたか」「どんな姿勢で取り組んできたか」を伝える重要な書類です。

◆異業種経験でもアピールは可能

たとえば、以下のようなスキルはタクシー業務に直結します。
• 接客業 → お客様対応力、クレーム対応力
• 営業職 → コミュニケーション力、売上意識
• 配送・運送業 → 運転スキル、時間管理能力
• 介護・医療 → 思いやりや丁寧な対応力

◆記載方法の例（フォーマット風）

職歴：〇〇株式会社（2018年4月～2023年3月）
職種：営業職
業務内容：法人向けのルート営業。新規顧客開拓、売上管理、クレーム対応等を担当。
実績：毎月の目標達成率は平均110%。社内表彰も複数回受賞。
→ この経験を活かし、タクシー業務でも「お客様との信頼構築」「柔軟な対応力」を発揮していきたい。

実際に何をして、どう評価されたのかを具体的に書くことで、説得力がグッと増します。

履歴書の最後にある「本人希望欄」。ここでは、希望する勤務形態や勤務地があれば記載してOKですが、あまり細かすぎる条件を並べるのはNGです。

◆ポイント
• 希望がある場合は、「〇〇を希望しますが、柔軟に対応可能です」と記載
• 特にこだわりがなければ、「貴社規定に従います」でOK

例：「日勤を希望しますが、シフト状況により夜勤にも対応可能です」

この一文で、企業側には「協調性がある人」「柔軟に働いてくれそう」という良い印象を与えることができます。

せっかく中身が良くても、「読みにくい」「ごちゃごちゃしている」と感じられてしまえば、もったいない結果に終わってしまうことも。

◆読みやすい書類のポイント
• 項目ごとに改行を入れ、適度な余白を意識する
• 箇条書きを活用して視認性を高める
• 手書きでもPC作成でも、整ったフォーマットを使う

清潔感と読みやすさがある書類は、それだけで「丁寧な人」「信頼できる人」という印象を与えられます。

履歴書と職務経歴書は、採用担当者があなたに会う前に受け取る“第一印象”。ちょっとした書き方の工夫で、他の応募者と大きな差をつけることができます。

❖ 書類作成の5つのポイントまとめ
1. 基本情報は丁寧・正確に
2. 志望動機は“熱意と適性”をセットで
3. 職歴は“タクシーに活かせる経験”として表現
4. 希望欄では“柔軟な姿勢”をアピール
5. 全体は“読みやすく清潔感のあるレイアウト”を意識

しっかりと準備した書類は、あなたの魅力を引き出し、面接のチャンスを広げてくれます。自信を持って一歩を踏み出しましょう！